超回復理論とは別に、トレーニングに対する
適応を考えるのに、この
(フィットネス・疲労理論)を用いる
これは
①フィットネス ②疲労と言う二つの要素を考え合わせたたもので、
筋力(もしくは体力)と言う一つの要素に注目する超回復理論に対して、[二元論]と言われる
超回復はあまり信用出来ない・・・
と思った方には、このフィットネス・疲労理論を持ちいりましょう
トレーニングをすると、フィットネスを上げる効果と疲労を溜める効果があります
①フィットネス
広い意味で体力レベルをさし、
トレーニングでは、筋肉量の増加、神経の発達、代謝系の適応など色々な要素が影響し、フィットネスは、ゆっくり時間をかけて伸びていくもの
②疲労
トレーニングをすると疲労が溜まるのは直感的にもわかりやすいが、これも疲労物質の蓄積、神経系の反応の低下、精神的な疲れなど色んな要素が影響します。疲労はトレーニング直後に大きく上がり、比較的短期間で元に戻ります
③パフォーマンス
ジムでのパフォーマンス
ここでは(フィットネス−疲労=パフォーマンス)
と考えます。思いっきりトレーニングをして疲れた状態では、扱える重量もこなせる回数も落ちてしまいます。
※オーバーリーチング
十分な回復期間がない状態で行う、個人能力を超えた短期的なトレーニングを意味する。
オーバーリーチングから回復するには、数日あるいは最高2週間の休憩が必要である。
オーバーリーチングへの適切な対処を怠った場合、オーバートレーニングという現象を引き起こす。
※オーバートレーニング
(オーバーリーチングを超え疲労を溜めてしまった状態)
トレーニングの量と頻度を過度に行った状態であり、停滞と全身疲労を引き起こすこと。
オーバートレーニング状態でクライアントの筋力とパワーは増大せず、パフォーマンスが低下する。