恒常性(ホメオスタシス)

2023年10月13日 10:23

恒常性(ホメオスタシス)とは人間に欠かせない機能であり生体内の環境を一定の安定した状態に保つ為の調整メカニズム。

例)
・体温が下がると体温の低下を防いだり、体を震えさせて強制的に運動を起こして体温を上げる
・風邪を引いたとき熱を出して治そうとする
・怪我をしたとき、傷を直そうとする
・血糖値を下げる(インスリン)
・血糖値を上げる(コルチゾール、カテコーリアミン、グルカゴンなど)

これは減量やダイエット時にも起こり、
1ヶ月で体重の5%以上おとしてしまうと、
ホメオスタシスにより停滞しやすくなります。

増量、筋肥大時にも同じくホメオスタシスにより、
身体の変化を避けようとします。

 また

ホメオスタシスには、
・神経系
・内分泌系
・免疫系
の3つの制御システムがあり、
これらはお互いにバランスを保ちながら作用するため、"ホメオスタシスのトライアングル"とよばれます。

これが長時間ストレスを与えると簡単にエラーが起こり、
ホメオスタシスが不安定になっていると、
いくらトレーニングをしても、
テストステロンやセロトニン、
さらには脂肪を分解してくれるグルカゴンや
レプチンといったホルモンも分泌量が低下してしまい、効率よくボディメイクすることができなくなってしまいます

いくら運動しても痩せないとか、なかなか筋肉がつかないという人は、まずはホメオスタシスを整えることからはじめましょう。

ホメオスタシスを整え上手く付き合う為に

①1日6時間以上の睡眠を心がける
※1日6時間以下の睡眠は日中の仕事のパフォーマンスを下げ、さらにアルツハイマーにもなりやすくなります。

睡眠は筋トレの効果を高めるだけではなく、

QOL=クオリティ・オブ・ライフを向上させる意味でも、しっかり睡眠を取りストレスを軽減させる事

② 少しカロリーを足してみる

生命維持に支障をきたしているカロリー!と言う判断をされている可能性がありますので、少しカロリーを増やしてみる

③ 摂取カロリーに波をつける

1日のカロリーでは無く一週間でのカロリー計算にし、摂取カロリーの多い日、少ない日と分けて波を作ることにより、停滞を避ける

④ チートデイorハイカーボデイを作る

※補足

心理的ホメオスタシス

現在の習慣や環境を現状維持しようとする心理

ダイエットやっても続かない、ストレッチやっても飽きる等はこの心理的ホメオスタシスが影響しており、
これを打ち破るには習慣化する事。
習慣化するには最低66日間続ける事で習慣化すると言われています。


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